井戸寺

弘法大師が、水不足に苦しむ村人のために、一夜で井戸を掘ったことからこの名がついたとされる、真言宗善通寺派の古刹。もとは天武2年（673年）に天武天皇の命により創建された寺院で、七仏薬師如来坐像を本尊とする。弘法大師が掘った井戸は、日限（ひかぎり）大師堂にあり、井戸を覗き込んで自分の姿が映れば無病息災が叶うとされ、「面影の井戸」と称される。弘法大師作とされる十一面観音立像（国指定重要文化財）、行基菩薩作とされる日光・月光菩薩立像（県指定有形文化財）といった多数の寺宝もある。四国八十八カ所霊場第17番札所。

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