延岡城跡・城山公園

慶長8年（1603年）に、初代藩主、高橋元種が築いた平山城で、本丸、二ノ丸、三ノ丸、西ノ丸からなる宮崎県を代表する近世城郭。高橋氏の後の藩主は、有馬氏、三浦氏、牧野氏、内藤氏と替わり、内藤氏の時に明治維新を迎えた。二ノ丸にある高さ約19mの石垣は「千人殺しの石垣」と呼ばれ、礎石を1つ外すと全ての石垣が崩れ落ち、大勢の敵を倒すことができるという伝承が残る。現在は、城山公園として整備されており、平成4年（1992年）復元の北大手門や、城山の鐘、内藤政挙の銅像などの見どころがある。春になると約300本の桜が咲き誇るほか、例年10月下旬から4月にかけて開花する、約3300本108種のヤブツバキが群生している。

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