平安古鍵曲

「鍵曲」とは鍵の手に曲がった通路で、戦いの際見通しを悪くして敵の進入を防ぐためのもの。藩政時代、堀内地区に屋敷を構えていた重臣たちは、堀内が手狭になったことから新たに平安古地区に下屋敷を求め、その重臣たちの屋敷を守るために鍵曲が造られた。この平安古鍵曲は、堀内地区・追廻し筋の鍵曲とともに、城下町特有の街路の姿をそのままに残しており、重要伝統的建造物群保存地区に指定されている。この地区の鍵曲はかんきつ公園に隣接しており、時期には土塀から夏みかんがのぞく萩ならではの美しい風景を楽しむことができる。

※掲載情報は2022年9月21日現在のものです。内容が変更になる場合もありますので、あらかじめご了承ください。

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