久野城跡
明応年間(1492~1501年)に、久野宗隆が築城したとされる東海道を見渡せる平山城。蔵王権現社があったことから蔵王城とも呼ばれ、天正18年(1590年)に家康が関東へ移封されるまで、久野氏が城主を務めた。その後は豊臣家臣の松下氏、再び久野氏、最後は家康の甥、北条氏重が入城した。城跡には見学路が整備され、曲輪、堀切、土塁、横堀などが残るほか、発掘調査で、掘立柱建物や土器、陶磁器、瓦などが見つかっている。北条氏の時代には破城の痕跡が認められた。戦国時代の戦う城から、江戸時代の役所としての城へと、役割が移行したことを物語る城である。可睡齋や油山寺も近い。市指定史跡。登城記念の「御城印」は、久野城址保存会(袋井北コミュニティセンター内、0538-43-3387、月曜休館)で購入できる。
住所 | 静岡県袋井市鷲巣 |
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お問い合わせ | 袋井市教育委員会生涯学習課 0538-23-9264 |
関連ホームページ | https://www.city.fukuroi.shizuoka.jp/soshiki/27/2/bunkazai/panfu/9114.html |
アクセス | 東海道本線「袋井駅」からバス「上久能・小早川整形リウマチクリニック前」~徒歩20分 |
※掲載情報は2020年8月18日現在のものです。内容が変更になる場合もありますので、あらかじめご了承ください。
提供:袋井市教育委員会
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