檜原城跡
甲斐と武蔵をつなぐ要所となる位置に築かれていた、山城の跡。築城年代などについて詳細は不明であるが、少なくとも戦国期の後北条氏時代後半には、戦略上の理由からこの地に城が築かれ、利用されてきたものと考えられている。後北条氏の支城として機能していたため、天正18年(1590年)の豊臣、徳川両軍の関東侵攻に際し攻撃を受け落城、以後、廃城となった。主郭を中心に、南と北にのびる尾根を階段状に削平した小規模な郭から成り、郭は細い土橋で接続されていたほか、南の尾根には、堅堀も設けられるなど、防御の工夫が施されていた。現在でも、土橋や堅堀など、中世山城の様子がうかがえる遺構が残り、都の史跡に指定されている。
住所 | 東京都檜原村本宿 |
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お問い合わせ | 檜原村教育課社会教育係 042-598-1011 (代表) |
アクセス | 武蔵五日市線「武蔵五日市駅」からバス約25分「本宿役場前」~徒歩30分 |
※掲載情報は2020年7月6日現在のものです。内容が変更になる場合もありますので、あらかじめご了承ください。
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