大野湊神社の夏季大祭

大野湊神社の夏季大祭は、祭神の天照大御神と猿田彦大神が旧社地近くまで神輿に乗って里帰りをする祭りです。両神はもともと金石町に鎮座していましたが、建長4年（1252年）に社殿が火災にあい、現在の社地に遷座しました。神輿渡御の道中に、曳山や太鼓台が出迎えて見送りをするほか、悪魔払いや獅子舞、米上げなどの神賑行事が催されます。見どころは最終日の17時頃、各町会から出発した太鼓台や曳山が勢揃いする場面で、祭りが最も盛り上がります。平成23年（2011年）、金沢市では初めて祭礼自体が無形民俗文化財に指定されました。

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