豊田市民芸館　特別展「アイヌの美しき手仕事」

アイヌ工芸の粋を紹介する特別展が、豊田市民芸館で開催されます。日本民藝館創設者の柳宗悦（1889～1961年）は、アイヌ民族の工芸文化に早くから着目し、1941年に美術館初となる「アイヌ工藝文化展」を日本民藝館で開催しました。同特別展は、2020年に日本民藝館で開催された展覧会を再構成したもので、日本民藝館所蔵の柳のアイヌコレクションと、静岡市立芹沢けい介美術館所蔵の芹沢のアイヌコレクションに加え、「アイヌを最上の姿で示した展覧であった」と柳が評した1941年の展示が一部再現されます。細部にまでわたる豊かな想像力や深い精神性と、卓越した造形力がみなぎるアイヌ民族の衣裳や装飾品などが一堂に紹介され、柳に「真実なものへの強い感銘」と言わしめたアイヌの手仕事を展観できる貴重な機会です。※芹沢けい介の「けい」の字は正しくは金偏に圭

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